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毎年3月、もくれんの季節に
展覧会をひらいていたことがありました。
いまでも「展覧会楽しみにしています」と
声をかけてくださる方が。
うれしいばかりです。
展示はいつもシルクスクリーン(版画の一種、愛称シルク)で
制作したイラストでした。
シルクでの制作は今お休みしてるのですが
このweb site のtopページをギャラリーに見立てて
イラストを描こうと思いたちました。
「季節のスイッチ」という展覧会で
絵に短い文章を添えて展示したとき、
「本にしてほしい。友だちにプレゼントしたい」
と言ってくださった方もありました。
小さな本を作るような心持ちで
絵と文章をお届けしたいと思います。
季節ごとに、ゆっくりと絵が入れ替わります。
どうぞ、ときどき眺めにいらしてください。
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外出した帰り、ひと休みしに立ち寄ったカフェにて。
となりの席に座っていた20代くらいの男の子。
ケーキセットたのんで、
かたわらには紀伊國屋書店のブックカバーのかかった厚めの並製の本。
自分の時間(と空間)を楽しんでいる感じが、なんかいい。
本、読むのかな?
と思っていたら、ずっとスマホに見入っていた。
スマホ見ながらお店で食事している人を見かけると
あんまり行儀よく感じない。
勝手な印象なんですけどね。
(用があって使っている人は別です)
でも、その男の子は、本を読むようにページをめくる姿が
どこかエレガントだった。
ひとりで食事するときも、自然と手を合わせて
「いただきます」「ごちそうさま」する人みたいに。
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● 2017年3月
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